VMwareでLinuxゲストを使っていると、ゲスト上の時刻がどんどんずれていってしまう場合がある。しかもLinuxのDistributionによってそういった現象が発生したり、しなかったりする。NTPを起動しても、ずれが直らない。
そうした場合の対処法が、VMwareのKBとして公開されている。ディストリビューションおよび各ディストリビューションのバージョン毎に分けた一覧表となっており、基本的にはkernelパラメータにclock関連のオプションを追加するようになっている。
自分が時刻ずれに悩まされたのはCentOS5.3をゲストOSとして使った場合だったが、こちらも上記KB通りに "divider=10 clocksource=acpi_pm" をgrub.confでkernelパラメータに指定したところ、時刻ずれが直り、NTPの同期も動くようになった。
他のゲストOS(WindowsやSolarisなど)や、ホストとの時刻同期、仮想マシンならではの「時間」の取り扱いなどより深い調査が必要な場合は以下のVMware KBを参照。