「どんな仕事をしたいのか?」と聞かれれば、多分条件反射でこう答えてしまうだろう。
「夭逝した銅版画家、清原啓子のような仕事をしたい」、と。
コツコツとひたすら地道な作業の果てに、驚くべき緻密さ、バランス、危うさで成り立つ世界を作る。 電子計算機技術の道で、あの流儀で仕事を出来るのはどの業界だろう。
それとも。 行き先を間違えたのか。